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2012年7月11日水曜日

原発事故前, 牛乳中の放射性セシウム137による汚染は1Lあたり1ベクレルを超えることはなかった。 文科省は継続して「日本の環境中の放射能と放射線」のデータを公表してください。



図の出典: 文部科学省 日本の環境放射能と放射線



福島原発事故の前にはチェルノブイリ原発事故等の影響から食品中の放射性物質の存在が危惧され、注意深く観察が続けられていた。 文部科学省はその「日本の環境放射能と放射線」のサイトで2010年まで詳しくデータを公開している。

どういうわけか、いやうがった見方をすれば意図的にか2011年からデータが更新されていない。 原発事故の影響を如実に示すことになるからだろうか。


原発事故が起こった後であるからこそ、この様なデータは継続して測定し、更新し、公表してこそ意味がある。


政府の基準値の設定の仕方は仮定に仮定を重ねている。 間違いのない目安は、原発事故以前の放射線汚染レベルだ。 これを目安にすれば少なくとも原発事故以前とは変わらないと言える。



2012年7月8日日曜日

原発事故前の海水魚中の放射性セシウム137による汚染は1kgあたり1ベクレルを超えることはなかった。

食品の基準値が1kgあたり100ベクレルに緩和された。 いろいろと理屈をこねて安全であると言っているが、原発事故以前は100ベクレルの汚染というのは実態としてほとんどなかったのである。ここに示した資料は1974年から2010年に調査されたセシウム137による海水魚の汚染の実態である。文部科学省が調査発表している資料からの抜粋である。

福島の事故後の基準値はこの実態の100倍を超えた汚染について国民に許容することを迫るものなのである。

選挙は近い。今一度この問題について国民は注視し、立候補者が何を語るか注目したい。



出典: 文部科学省 日本の環境放射能と放射線