311以前の茶の放射能汚染レベルのデータから
- 現在、お茶には結構Sr-90が入っていそう。-
311以前の茶のデータを今一度別の角度で見てみよう。 下の図は文部科学省が公開している日本の環境の放射線と放射能のサイトの環境放射線データベースから検索した結果をグラフにしたものだ。
検索条件:
| 調査対象 | 放射能測定調査(放射能水準調査) 食品試料の放射能水準調査 |
| 調査年度 | 1957年度~2011年度 |
| 調査地域 | 全国 空域海域等の都道府県を特定できない地域 |
| 調査試料 | 農林産物 茶 |
| 調査核種 | Sr-90 Cs-134 Cs-137 |
図 311以前のお茶の放射能汚染レベル
また、傾向をはっきりさせるために、縦軸の最高値を50 Bq/kg-乾 にしている。 このため、1963年のデータだけスケールアウトしている。1963年のCs-137 153 Bq/kg-乾, Sr-90 87 Bq/kg-乾である。Cs-134はこの年には測定されていない。
さて、上のグラフから次のことが言える。
- お茶の放射能の汚染は年々減ってきていた。データのある2009年ではCs-137は0.32 Bq/kg-乾燥である(前にも書いたように現在のような抽出したあとの量ではない抽出前だ。しかも乾燥状態であるから、今よりはるかに低い)。 1987年度のあたいが突然高くなっているのはソ連により1986年に行われた最大の水爆実験のせいだろう。
- Sr-90とCs-137の比が厚生労働省が食品安全基準設定のための根拠数字とした土壌のSr-90/Cs-137比 3 x 10-3 に比べて非常に大きい。平均するとほぼ1であり、最小でも 4 x 10-2でしかない。土壌からお茶への移行係数をいくらに設定しているのか確認できなかったから明確にはいえないがこれは奇妙だ。厚生労働省はお茶そしておそらくほかの葉菜のストロンチウム90の汚染レベルを過小評価していないか非常に気になる。この点は移行係数の設定方法について今一度確認作業をして報告したい。

0 件のコメント:
コメントを投稿